成長期の膝痛 成長痛 オスグット病
小学校の中学年~中学生の頃の成長痛としてオスグット病とよく言われています。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の力は、膝蓋骨を覆うように経由して膝を伸展させる力として働きます。
膝を伸ばす力により、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引します。
脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。
発育期における運動ストレスが膝蓋腱付着部の脛骨粗面部に集中し、脛骨結節の骨化核および硝子軟骨が部分的に剥離骨折を起こした状態です。
脛骨粗面部の発育過程は4期に分類されています。
第1期:骨化核の出現前(10才以前)
第2期:舌状部に骨化核が出現する時期(10~11才頃)
脛骨結節の骨化が脛骨骨端に癒合しているが、脛骨結節の表
第3期:層は軟骨で覆われている(13~15才頃)
第4期:骨端線閉鎖(18才頃)
この症状を引き起こす原因は大腿四頭筋の硬さです。
大腿四頭筋の硬さの比べ方
1:お子さんをうつ伏せ(腹ばい)で真っ直ぐ寝かせる。
2:顔はあごを上げ前を向かせる
3:痛みの無い側の足首を持ち膝をゆっくりと曲げながらかかとがお尻に付くまで曲がる方向に手で押していく。
4:痛い側の膝も同様に曲げていく
ポイント
それぞれ膝を曲げいていく時の抵抗感を感じながらゆっくりと押していきます。
大腿四頭筋が硬い側は当然膝は曲がりにくいわけです。
仰向けに体を真っ直ぐ寝かせて左右の膝のお皿(膝骸骨)の位置と左右に動かした硬さを比べてもわかります。
大腿四頭筋を動かす神経は腰椎(およそ骨盤より上の背骨部分)から出ているため腰椎が硬いと大腿四頭筋が硬くなります。
この場合、仙腸関節を整えるとほとんどの場合改善されますが、さらに腰椎を整えることで大腿四頭筋は機能し始め柔軟性を取り戻します。
つまり、筋肉だけをもみほぐしても根本的な原因を取り除かなくてはすぐに再発してしまいます。
お子さんの膝が気になる方はお気軽にご相談下さい。
久保健康整体院
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